防犯カメラのサウンド検知(音声検知)とは?仕組みやメリット・デメリットまとめ

防犯カメラのサウンド検知(音声検知)とは?仕組みやメリット・デメリットまとめ

従来の防犯カメラは映像のみを記録するものとして利用されてきたため、音声の録音ができることを知らない方もいるかもしれません。現在は、マイク内蔵型により、音声による状況確認ができるほか、音声検知機能を活用できる機種も増えています。

今回は、防犯カメラの音声検知機能とはどのような機能なのかのご紹介と、メリット・デメリットを解説します。音声によって異常を検知できると、映像を見返すよりも、素早い状況把握や対応が可能になる場合もあります。

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サウンド検知(音声検知)機能とは?

防犯カメラのサウンド検知とは、カメラに付いているマイクが周囲の人の声や物音を検知して、録画を開始したり警告を発したりする機能です。

サウンドを検知した場合のみ録画を開始するカメラや、検知した際にそのポイントを記録し、映像確認の頭出し機能として利用できるものがあります。録画映像のなかから、サウンド検知した映像を簡単に探せるため便利でしょう。また、検知時のみ録画を行なうカメラは、録画容量の節約が可能です。

サウンド検知と似た機能として、動体検知があります。動きがあるものを検知して通知や録画を開始し、人や動物の温度で判別するものと、画像内の情報量や変化量で判別するものとがあります。

サウンド検知機能のメリット

防犯カメラとマイク

サウンド検知機能のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、メリットを4点紹介します。

音で素早く異常を察知

サウンド検知により、ガラスの割れる音や大きな叫び声、車の警告音など通常とは異なる音を検知して通知するため、素早く異常を察知することが可能です。

常時監視している場合でも、映像だけでは異常や変化に気付かないことがあります。しかし、サウンド検知により通知が来ると、見逃しがなく迅速に対応ができるでしょう。また、事件や事故が発生した際でも、頭出し機能の利用で検知した時刻の映像を探しやすく、事後の対応にも活用できます。

高齢者の見守りや病院、学校などの状況確認にも使用可能

高齢者の見守りや病院内の状況確認は、プライバシーへの配慮も求められます。サウンド検知機能があれば、病室やトイレ、浴室など撮影に適さない場所の異常も、音で検知し対応ができるでしょう。

また、学校は不審者の侵入などの事件やケンカ・いじめ、ケガ人の発生などの事故が起きる可能性がある場所です。防犯カメラにサウンド検知機能があれば、異常を素早く把握できるようになり、校内の安全性が高まるでしょう。

カメラ1台あたりの撮影範囲は限られていますが、マイク内蔵カメラでは1台で広範囲の音を拾えるため、病院や学校などの広い空間を監視するのに適しています。

常時録画しないカメラの録画容量を節約可能

近年の防犯カメラは、解像度の高いものが増えています。解像度が高いと細かい部分まで確認できますが、データ量が大きくなり、HDDなど記録媒体の消費が激しくなりがちです。

Safie(セーフィー)のようなクラウド型防犯カメラは容量を気にせずに録画できるため、データ量に関して神経質になる必要はありませんが、一般的な防犯カメラの場合は録画容量をできるだけ節約したいはず。

サウンド検知機能を使用すれば、検知したときだけ自動で撮影するため、録画時間が短くなり、録画容量の節約が可能です。録画容量が少なければ、記録した映像の長期間保存も可能になります。

録画映像の確認時間を短縮可能

サウンド検知で録画を開始すると、常時録画のものと比べて録画している時間が短いため、映像の確認時間が短縮できます。

また、常時録画している場合でも、サウンド検知があれば検知したポイントを記録するため、サウンド検知機能がないものと比べて、映像確認の時間を短縮できます。

サウンド検知機能のデメリット

音声検知機能には、メリットだけでなくデメリットもあります。ここでは、サウンド検知機能の使用で発生する可能性があるデメリットを2点紹介します。

音の誤検知の可能性

屋外では風の音や車の通行音などがあるほか、人が多く集まる場所には宣伝や音楽など大きな音であふれています。このような騒々しい屋外でサウンド検知機能を使うと、雑音を誤検知する可能性があるでしょう。

また、雑音が多い場所では誤検知だけでなく、異常音が雑音に紛れて消されてしまい、異常を検知できない可能性もあります。このような場所では、ノイズキャンセラー機能付きのマイクを使ったり、マイクの場所をカメラとは変えたり、雑音の少ない位置に設置することが必要です。

録画開始までのタイムラグ

サウンド検知機能により録画が開始される防犯カメラは、検知から録画開始までに数秒程度の時間がかかることがあります。タイムラグが発生して録画開始が遅れると、すでに不審者が逃走していたり、犯行が完了していたりと、肝心な映像証拠が残らないケースも考えられます。

検知の数秒前から録画のできるポストレコード機能付きの防犯カメラや、常時撮影するカメラなどを導入するなどの工夫が必要です。

サウンド検知機能付きの防犯カメラを選ぶならSafie

サウンド検知機能付きの防犯カメラを選ぶなら、Safie(セーフィー)のご利用を検討してみてはいかがでしょうか。Safieの防犯カメラは、ほとんどの機種にサウンド検知機能が付いているため便利です。

以下で特徴を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

屋内カメラのほとんどはサウンド検知に対応

Safie対応の屋内カメラは、ほとんどがサウンド検知に対応しています。集音マイクは屋内の広範囲の音を拾えるため、録画のみの防犯カメラよりも異常に気付きやすく安心です。
Safieでは200種類以上のカメラを取り扱っているため、お客様のご要望に合うカメラをご提供可能です。

強固なセキュリティでプライバシー漏洩も万全

Safieは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格を取得しており、強固なセキュリティを築いています。クラウドに保存される録画データ、ユーザーやカメラが使用する通信経路も最新の暗号化技術で守られており、プライバシー漏洩対策も万全です。

サウンド検知機能の使い方

Safieのサウンド検知機能には、次のような便利な使い方があります。

防犯カメラの映像を確認する際、異常音を検知したポイントへ素早く移動できる頭出し機能が使用可能です。映像は常時録画してクラウドに保存されていますが、サウンドを検知していない映像のスキップができるため、確認が効率的になるでしょう。

また、音を検知するとメールやアプリで通知をする、サウンド検知通知機能もあります。特定の曜日や時間帯のみの通知の設定もできますが、デフォルト設定はOFFになっているため、必要な場合は確認してONにしましょう。

防犯カメラの事前知識を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

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まとめ

防犯カメラの録画映像から見たいポイントをすぐに見つけるために役立つサウンド検知。屋外など音がよく鳴る場所では、誤検知も発生してしまいますが、適切な場所で活用すれば必要な情報だけ選び取って確認できる便利な機能です。

常時録画したいけど、全部のデータを振り返ることはしたくないとお考えの方は是非ご活用ください。

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